Q13 サンスクリーン
サンスクリーンについて教えてください
診断書
紫外線から皮膚を防ぐ役割を果たします。
また陽射しの強い季節がやって来ました。紫外線対策の基本は以前も書きましたが、まず帽子、日傘、着衣などによる太陽光線の防御です。最後に仕上げとして、皮膚にサンスクリーン(遮光クリーム)を塗ります。
サンスクリーンにはSPFという値が書かれています。この数字は皮膚が赤くなる時間を何倍延長するかを示します。真夏では20分(3/1時間)で皮膚が赤くなるので、サンスクリーンが発赤を防ぐ時間は、1/3(時間)×SPF=SPF/3となります。つまりSPFの値を3で割った数字が発赤を防ぐ時間となります。SPF15の製品なら、5時間です。
サンスクリーンの目安として、日常で使う場合にはSPF30まで、屋外でスポーツをしたり、登山をしたりする場合にはSPF50の製品というように使い分けてください。
SPFの値は1㎠に0.2gを塗布したときの値です。多くの方が縫っているサンスクリーンの量はこれよりかなり少ないようです。量が少ないと防御時間も短くなるので、たっぷりと塗るようにしてください。また紫外線を吸ったサンスクリーンは刺激物に変わることがあるので、日が落ちたらすみやかにサンスクリーンを洗い落としてください。
葉狩皮膚科クリニック 院長
葉狩良孝